大塚耕平代表は1日午後、衆参両院の本会議で首班指名選挙が行われた後に国会内で記者団の取材に応じた。

 国会開会日の本会議が終了した感想を求められた大塚代表は、「ようやく国会が開かれてこれから論戦ができる。それと同時に、昨日代表に選出されて臨む国会だ。大変身の引き締まる思いだ」と答えた。

 首班指名選挙での大塚代表への投票については、「大変重いこと。今回衆参で私の名前を書いてくれた仲間がたくさんいることを重々肝に銘じて、職務を全うしていく」と述べた。

 他の野党との連携については、「昨日来述べているが、まずは公党間の信頼関係を築くことに取り組んでいく」と答えた。

 執行部人事について問われると、「衆院の無所属の会の方の大半の方は民進党籍を持っている。意見を聞きながら検討している。しかるべき時期に人事を示したい」と述べた。

 国会論戦に臨む姿勢については、「安倍政権はまもなく丸5年になるが、経済、社会保障、安全保障などそれぞれの政策で問題がどこにあるかは明白。この国会の会期中にそうした問題点について安倍総理の考えをただすとともに、われわれとして改善策をどんどん提案したい」「政府・政権にとって一番大事な姿勢は、国民の皆さん並びにその代表として構成されている国会に対して、どれだけ透明に説明責任を果たすかだ。この点において安倍政権はそういう姿勢に欠けるかかなり脆弱であることがはっきりしている。ここをただしていく」と述べた。