民進党は14日、両院議員懇談会を党本部で開き、13日の常任幹事会で了承された党の戦略・組織・運営に関する改革本部の中間報告について議論した。

 大塚耕平代表は、開会あいさつで「自民党に対峙(たいじ)していく生活者・納税者・働く者の立場に立って、政策や法律を議論していく集団をしっかり形成していくこと」がわが党の目標だと明言。現状では、それを共有している仲間がいくつかの政党に分かれていることから、「これらの皆さんが力を合わせて自民党と対峙をする生活者・納税者・働く者の立場に立った政治や政策を主張する固まりとして国会活動ができるようになること、選挙ができるようになることを目指しての議論だ」と述べ、参加者に前向きな議論を要請した。

 懇談会後に記者団から議論の所感を問われた大塚代表は、「(党改革は)まだまだ道半ばだ」と述べた。改革本部が提示した3つの選択肢に対する懇談会参加者の意見の傾向としては、党名変更だけの改革を求める意見はなかったが、現状を維持して改革するか新党に移行して改革するかについては両論があったと説明した。

 立憲民主党、希望の党との統一会派結成に向けた努力については「代表就任時から言っているように3党連携が基本だ。両党に国会で一緒に活動するという道筋を模索していただきたいと思っている。しかるべき時期に正式に何らかの働きかけを行いたい」との考えを示した。

「3党連携が基本。統一会派結成に向けて正式に働きかけたい」両院議員懇談会で大塚代表が言及