大塚耕平代表は17日夕、希望の党との統一会派結成見直しについて記者団の取材に応じた。

 希望の党が統一会派結成について交渉打ち切りを決めたことついて大塚代表は、「3党統一会派ということは大きな目標。今回希望の党とはいい線まで来ていたが、交渉が打ち切りになったことは残念。しかし、3党で連携、統一会派を目指すということは何ら変わりがない」と話したうえで、「今回の交渉の過程で幹事長、国対委員長がいろいろなやり取りをできた。そのパイプを生かしながら、他の形でどのような連携ができるのかを今後も模索していく。通常国会に統一会派で入ることはできないが、連携は続けたい。特に『働き方改革』では一緒にやっていくということで話が進んでいる。そこには立憲もぜひ加わっていただき、3党で進めていきたいと思う」と述べ、今後も3党で大きな枠組みを作っていく方針に変わりはないことを強調した。

 希望から「信頼関係が崩れた」という話が出ていることについては、「われわれから申し出た話なので、そういう印象を持たれることはやむを得ないこと。今日の承認内容では、『これまでの取り組みを了としつつ、今後具体的な諸条件の調整を行う』ということなので、後ろ向きな結論ではない。ただ希望側の期待値には達しなかったことにはおわびをしなければならない」と話し、信頼関係を再構築していく考えを表明した。