民進党は4日、2018年度定期党大会を東京都内で開いた。

 大会実行委員会事務局長の大野元裕参院議員が大会の開会を宣言。続いて大野事務局長は女性議員ネットワーク会議近畿ブロック世話人の猪奥美里奈良県議と全国青年委員会委員の清水磨男那覇市議・沖縄県連代表を大会議長に推薦し、全会一致で選出された。

議長に選出された猪奥奈良県議と清水那覇市議

議長に選出された猪奥奈良県議と清水那覇市議

あいさつする徳永エリ大会実行委員長

あいさつする徳永エリ大会実行委員長

 両議長のあいさつに続き、大会主催者を代表して大会実行委員長の徳永エリ参院議員が「国民から大きな支持を得ることができるように、大きな一歩を踏み出すことができる、そんな大会となるようにしたい」とあいさつ。清水議長が「本大会の代議員は国会議員54人、地方代議員94人の計148人、そのうち140人が受け付けを済ませており、過半数の要件を満たしている」として、大会の成立を宣言した。

■大塚耕平代表あいさつ

 大塚代表はあいさつで、本大会の後、来年の統一自治体選に向けて、立憲民主党や希望の党とまず都道府県議と政令指定都市市議に関する実務的な調整をすることや参院選に向けて1人区での野党候補1本化、複数区でのバッティング回避、比例代表対応に関して実務的な働きかけを行うなど「統一地方選挙・参議院選挙対策本部」を本格稼働させ、両選挙の準備作業を加速させる考えを示した。「働き方改革」についても友党と連携し、政府案への対案提出を目指すと大塚代表は述べ、「志を同じくする仲間を糾合し、できる限り早期に、幅広い中間層から支持される中道的な『新しい党』への移行を目指す。『国民生活の向上』のために、選挙を勝ち抜き、政権を担い得る『戦う党』に『生まれ変わる』ことが必要だ」と出席者に力強く呼びかけた。

あいさつに立つ大塚代表

あいさつに立つ大塚代表