大塚耕平代表と希望の党の玉木雄一郎代表は9日夕、新党結党を目指すことを確認するため党首会談を国会内で開いた。

 会談では、民主主義と国民生活を守り政権交代可能な政治体制を一刻も早く構築するため志を共有する同志が結集し新党結成を目指すこととし、(1)両党の役員で構成する新党協議会を設置(2)新党協議会のもとに綱領・基本政策に関する検討会、組織・規約・選挙に関する検討会を設置(3)新党協議会における検討結果を踏まえ、両党それぞれにおいて承認を得る――ことを確認した。

 会談終了後に両党代表が共同で記者会見を開いた。

 いつ頃までに新党を立ち上げたいかという問いに対して大塚代表は、「できる限り早期に中道的な新しい党を目指すということでこの展開に至っているので、できる限り早期に結論を得たいと思っている。現時点で具体的な期日について申し上げることはできないので新党協議会の中で日程感について詰めていきたい」と説明した。

 何を目指す政党にしたいかを問われると大塚代表は、「民主主義と国民生活を守る。そして、党大会でも説明して了解いただいた、地域のことは地域で決めていく地域主義というものを私たちの仲間は大変重視しているので、この新しい党は民主主義と国民生活と地域主義を守るそういう政党としてしっかりと立ち上がって、政権を担いうる姿にしていきたい」と力強く語った。

 玉木代表は同じ質問に対して、「方向性は同じ」としたうえで、「中間層を中心とした国民生活を最優先に考える。そういう政治勢力を結集したい」「新しいレールを未開の荒野に敷いていくような、そういう次の時代を切り開く政党として私たちは立ち上がっていきたい」などと述べた。

 記者会見終了後すぐに第1回新党協議会が開かれた。

PDF「党首会談確認事項」党首会談確認事項