大塚耕平代表は19日、定例記者会見を党本部で開いた。

 この中で大塚代表は、女性記者へのセクハラ発言問題を週刊新潮で報じられた財務省の福田淳一事務次官が前日に辞任したことについて「遅きに失した辞任。事案が明らかになった段階で即刻辞任に値するような案件だったにもかかわらず、圧力をかけるかのごとくの調査方針を打ち出して事実無根と主張した。言語道断だ」と批判するとともに、公文書改ざんなども含めた一連の問題で「財務省の信頼は地に落ちた。財務省解体を本当に議論しなければならないような状況になりつつある」「その状況を少しでも国民の理解を得られる方向で改善したいと思うなら、すでに時機を逸しているが財務大臣も即刻辞任すべきだ」と強調した。

 安倍総理とトランプ米国大統領の日米首脳会談については、「帰国後速やかにどのような議論が行われたか総理に説明を求めたい。共同会見などでもトランプ大統領からかなり厳しい発言も出ているようで、本当に日米が政府がいうように蜜月関係なのか、厳しい関係に追い込まれているのか」と疑問を表明した。

 新潟県の米山知事の辞任に伴い6月に行われる知事選挙への対応を問われ、「現時点ではまだ方針はない」としつつ、「やはり野党統一候補を擁立できれば望ましいと思っている」と述べた。