民進党と希望の党は24日、午前、午後の2回にわたり新党協議会を国会内で開催し、新党名を「国民民主党(略称・国民党)」とすることを決定。新党の「綱領・基本政策」「組織・規約・選挙」についても合意し確定した。党名決定を受けて大塚耕平民進党代表と玉木雄一郎希望の党代表はそろって記者会見を行った。
大塚代表は「新しい政党の名前は国民民主党とさせていただいた。略称、通称国民党。国民主権、国民生活、国民経済、これらを守り、向上させ、発展させていく『国民民主党』、通称『国民党』ということで新党協議会は決定した」と発表。玉木代表は「国民が第一の政党を目指すために、ゼロからスタートするという、そんな思いで、新しい党名の下で力を合わせて頑張って行きたいと思う。正式名称『国民民主党』、通称『国民党』、この名前の下に力を結集して、国民のための政治を実現していく」と力を込めた。
大塚代表は、「国民民主党はまず、国民主権を守る政党である。国民生活を向上させる政党である。そして国民経済を発展させる政党である。しかし、これらの課題は民主主義的な手続きを重んじて民主的な運営をしなければならない。その意味で国民と民主、この2つの言葉を重んじて、国民民主党とさせていただいた。この国民、民主という言葉は非常に私たちにとって大切な言葉だと思っているので、この二つを採用させていただいた」とも語った。
続いて新党協議会の協議内容について報告に立った増子輝彦民進党幹事長と古川元久希望の党幹事長は、「綱領・基本政策」「組織・規約・選挙」について合意した旨を報告した。新党名については両代表から一致して提案があり、協議の結果確定したと説明した。
安倍政権に対して新党としてどういう姿勢で臨んでいくかを記者に問われ、「安倍政権に対しては厳しく対峙(たいじ)していく。一日も早く政権交代を実現できる政党、自民党安倍政権に代わるもうひとつの政権の選択肢をつくるという立ち位置で行動していく」と古川幹事長は述べ、増子幹事長も同意した。