民進党は26日、党本部で両院議員総会を開き、大塚耕平代表から提案された新党協議会の取りまとめ事項(綱領・基本政策案、組織・選挙に関する合意事項案、規約案)について意見交換した結果、拍手で提案通り決定した。

 提案の冒頭で大塚代表は、「国民生活を向上させ、民主主義を守るための新党結成に向けた取り組みについてご報告させていただく」として、これまでの両院議員の意見交換会、両院議員懇談会、全国幹事会・自治体議員団等役員合同会議等、累次にわたる議論を重ねてきたことを報告。全国からのメールでの意見集約等も経てここに至ったことにまず謝意を示した。

 「何回も修正を加えながら綱領・基本政策、組織・規約・選挙等についても最終的に提案がまとまり、昨日の常任幹事会で承認していただいた」と報告し、「私としてはこの新しい党に可能であれば全員がご参加いただいて、ゴールデンウィーク明けには新しい国会の態勢のもとで、緩み切っている今の政権、政府・与党に厳しく対峙(たいじ)していきたい」と力を込めた。

 綱領・基本政策案に関しては、旧民主党、民進党がこれまで積み上げてきたものと何ら変わらない内容にまとまったことを強調した。

 一方、「全国の都道府県、総支部、そして議員ごとにそれぞれ抱えている事情が違い、どうしてもこの新党に参加いただくことが難しいという場合もあると聞いているが、その場合には5月7日午前中までにその旨を申し出てほしい。できる限り静かな形でスタートを切らしていただいて、最終的には友党も含めた野党の連携を目指して今の政権と対峙(たいじ)していくということをご理解いただいて、この日程を理解し協力してほしい」と訴えた。

 新党名は新党協議会で「国民民主党」に内定、設立大会を7日中に開くとし、「この国民民主党と立憲民主党が、ゴールデンウィークが明けたら会派を組んでいたといった構造が実現できれば政権側はびっくり仰天だろう。そういうことが可能となるよう努力していく」などと表明し党所属国会議員の賛同を求めた。


PDF「綱領案」綱領案

PDF「基本政策案」基本政策案

PDF「組織・規約・選挙に関する合意事項案」組織・規約・選挙に関する合意事項案

PDF「規約案」規約案

綱領・基本政策案、組織・選挙の合意事項案、規約案を了承 両院議員総会

綱領・基本政策案、組織・選挙の合意事項案、規約案を了承 両院議員総会