民進党は１２日夕、国会内で「次の内閣」を開いた。岡田克也代表から参院選に向けたマニフェストを立案するために「長妻昭代表代行を委員長、山尾志桜里政務調査会長を事務局長としてマニフェスト企画委員会を設置し、『次の内閣』と連携して進めていく」との方針が示された。
会議ではこのほか、分散型エネルギー社会推進のための民進党提案の議員立法として（１）分散型エネルギー利用の促進に関する法律案（２）熱エネルギー利用促進法案（３）公共施設省エネ・再エネ義務化法案（４）エネルギー協同組合法案――の４法案を審査し了承した。牛マルキン、豚マルキンを法制化する「畜産物の価格安定に関する法律及び独立行政法人農畜産業振興機構法の一部を改正する法律案」を議員立法登録のうえ審査し了承した。
政治改革推進本部が「衆議院議員選挙区画画定審議会設置法及び公職選挙法の一部を改正する法律案」（民進党案）をとりまとめたことが報告された。
民進党が検討している（１）ハイジャック防止等のための「航空機強取等防止措置に係る体制の強化のための施策の推進に関する法律案」（航空保安法案）（２）労働時間延長の上限規制、インターバル規制を柱とする「労働基準法の一部を改正する法律案」――の２つの議員立法登録を了承した。また、与党が先週提出した（１）「本邦外出身者に対する不当な差別的言動の解消に向けた取組の推進に関する法律案」の登録を了承した。
議員立法として登録済みの（１）特別養子縁組の適正化及び促進のための立法措置である「特別養子縁組の促進等のための児童の養子縁組に関する法律案」（仮称）（２）「児童福祉法の一部改正」（３）「性犯罪等被害者支援法案」（仮称）――の各骨子案を了承、他党と協議を進めることを了解した。
続いて政府提出案件の審査を行った。（１）「特定商取引に関する法律の一部を改正する法律案」（２）「消費者契約法の一部を改正する法律案」（３）「国立大学法人法の一部を改正する法律案」――の３閣法に賛成、（４）「特定国立研究開発法人による研究開発等の促進に関する特別措置法案」については最終的な対応を政調会長、担当ネクスト大臣、行革担当ネクスト大臣に一任、（５）「原子力発電における使用済燃料の再処理等のための積立金の積立て及び管理に関する法律の一部を改正する法律案」については核燃サイクルに関する会議体を設置することを再確認し、「次の内閣」で出された意見を勘案し、部門会議での議論を踏まえて最終的な対応は代表、政調会長、担当ネクスト大臣に一任した。政務調査会役員会が審査した閣法の「都市再生特別措置法等の一部を改正する法律案」について賛成を決定したとの報告があった。
分散型エネルギー利用の促進に関する法律案