羽田雄一郎団体交流委員長は25日、「生活クラブ事業連合生活協同組合連合会(以下、生活クラブ)」の役員を国会内に迎え、今夏の参院選挙に向けての政策提案書を受け取った(写真右から3番目は羽田雄一郎団体交流委員長、4番目は大河原雅子元参院議員)。

 その内容は(1)食の安全・安心と食料自給力向上(農政の安定、TPP署名・批准反対、食品表示制度改革)(2)エネルギー政策(脱原発・自然エネルギーの推進)(3)福祉(4)非営利協同セクター支援(5)安全保障政策(安全保障法案、9条改憲問題)――の5項目。

 生活クラブからは、「われわれはもともと食の共同購入から始まった連合会で、食の安全安心には相当なこだわりを持っている。北海道から関西まで会員は約35万人。今回の要望はどれも実践に基づく提案となっており、マニフェスト作成の参考にしていただきたい」と要請があった。また、生活クラブでは風力や太陽光発電など再生可能エネルギーによる電源開発や保育所運営を行う等、政策提案に留まらない実践活動に取り組んでいるとの報告もあった。

 羽田団体交流委員長は「これまで私たちは草の根的に活動されている方々との関係を大切にしてきた。民進党結党に伴い、もう一度原点に立ち返り、国民の側に立った政策立案を心掛けたい。貴会の提案は党内でしっかり検討させていただく」と述べた。