岡田克也代表は21日午後、党本部で定例記者会見を開き、秋の臨時国会で政府が提出を検討している補正予算について、「しっかりと景気対策について意味のあるものとするため、旧来の一時しのぎの公共事業依存型ではなく、人に対する投資を実現するよう、安倍総理も内容を詰めてほしい」と述べた。さらに、「低年金者への給付措置など、構造的に格差拡大を防ぎ、安心して暮らせる補正予算を作ってほしい」と期待した。

 財政のプライマリーバランス(基礎的財政収支)黒字化については、「行政改革の具体的な計画づくりが求められる」と指摘し、「財源をどうするか。従来のように(一時的な)税収増の部分を使うという考えは通用しない。しっかりした考え方を示してほしい」と注文した。