民進党初の代表選挙が告示された2日午後、日本記者クラブ主催の民進党代表選挙候補者討論会が都内で開かれ、蓮舫参院議員、前原誠司衆院議員、玉木雄一郎衆院議員の3候補が出席した。

 主催者を代表してあいさつに立った西村陽一企画委員長は、記者クラブでは新進党の代表選が行われた1995年以来、野党第1党の代表選で討論会や共同記者会見を催してきたと説明。今回の討論会について「自民1強と言われる政治状況の中で野党第1党が与党にどのように対処するのか。政権交代に向けどのようなビジョン、道筋を描くのかに大きな関心がある。討論会が国民にとって有意義な機会となることを期待してやまない」などと語った。 

 第1部では冒頭、各候補が(1)立候補の理由(2)代表に選ばれた場合は何を最優先に取り組むか――について2分以内で表明。その後、クラブ代表団からの(1)目指す社会像(2)次の総選挙での政権交代(3)前面に打ち出す政策(4)党地方組織の立て直し方(5)連合との関係(6)共産党との協力のあり方(7)野党共闘を求める市民連合の声(8)外交安保政策の基本的考え方(9)日本経済の立て直し方(10)社会保障負担のあり方(11)雇用制度改革(12)原発を含めたエネルギー政策(13)天皇陛下の生前退位(14)待機児童問題(15)米軍普天間飛行場移転問題――等の質問に答えた。

 第2部では候補者同士が相互に質問し、(1)アベノミクスの評価(2)子ども国債(3)農業者戸別所得補償制度(4)憲法改正――等について討論した。

日本記者クラブ主催の候補者討論会