羽田雄一郎団体交流委員長と笠浩史衆院議員(文部科学委員)は5日、全国教育管理職員団体協議会(以下、全管協)の吉川文章会長ら役員を国会内に迎え「平成29年度諸教育制度改革・教育予算に関する要望書」(下記ダウンロード参照)を受け取り、意見交換した。

 要望項目は(1)国民の信頼に応える教育改革の遂行および教育の正常化促進(2)教育管理職員の身分保障と処遇改善・社会的地位の向上(3)教育諸条件を整備・改善させる運動の積極的展開――の大きく3点。

 要望を受けて羽田団体交流委員長は、「民進党はチルドレンファースト(子ども第一)の理念のもと教育政策を打ち出しており、未来への責任を果たすべく今後も取り組む」との決意を示した。民主党政権時に文部科学副大臣を務めるなど教育行政に一貫して取り組む笠議員は「教育政策に関し与野党の違いはほとんどなく推進の立場だが、結局、国の厳しい財政状況下で恒久財源をいかに確保できるかが課題。貴会の要望も参考にさせていただき今後も検討を深めたい」などと応えた。

PDF「平成29年度諸教育制度改革・教育予算に関する要望書」平成29年度諸教育制度改革・教育予算に関する要望書