岡田克也代表は7日、電力総連(全国電力関連産業労働組合総連合)が大阪市内で開いた第36回定時大会に出席し、来賓としてあいさつした(写真左から電力総連岸本薫会長、岡田克也代表、小林正夫参院議員)。

 岡田代表はまず、先の参院選挙について「3年前の参院選挙からは議席を若干増やしたものの、いまだ政権交代可能な政党になり得ていない」との認識を示し、「日頃より支援していただいている皆さまにお礼とおわびを申し上げる」と述べた。

 参院選で3選を果たした小林正夫参院議員については「1期目より岡田執行部を支えていただいた。電力総連の代表であると同時にこれからの民進党を牽引するバランス感覚の優れた議員で、今後のさらなる活躍に期待を寄せる」と語った。

 自身が既に代表職を辞する判断を表明していることについては「民進党が新しいステージに立つためにはリーダーが代わった方が良いと判断した。現在代表選挙の真っただ中であるが、誰が代表になっても新しい代表のもとで、政権交代可能な政治の確立にさらに力強く歩みを進めてもらいたい」と述べた。

 電力総連の岸本薫会長は政党との支持協力関係について「お互いが分限をわきまえ、常に対話を重ねていく努力を継続していく必要がある」としたうえで、民進党に対し「昨今の国の安全保障問題、エネルギー政策等、経済、国民の命と暮らしを守るため、過去の反省を乗り越え説得力ある対案を国民の前に示して戦う『責任政党』として育つことを強く望む」と厳しくも期待を込めたあいさつを述べた。