民進党が15日の臨時党大会で実施した代表選挙の投開票の結果、蓮舫候補が民進党代表に選出された。

 衆参国会議員(147人=各2ポイント)と国政選挙の公認候補予定者(118人=各1ポイント)による直接投票と同日早朝に予備開票を行った郵便投票分(一般党員・サポーター、地方自治体議員投票)の合計ポイントは蓮舫候補が503ポイント、前原誠司候補が230ポイント、玉木雄一郎候補が116ポイントで、全有権者の合計849ポイントの過半数を蓮舫候補が獲得した。この結果を受けて、神本美恵子代表選管委員長が「蓮舫さんが民進党の新しい代表に当選したことを報告いたします」と述べ、満場の拍手で迎えられた。

■蓮舫新代表就任あいさつ

蓮舫新代表就任あいさつ

蓮舫新代表就任あいさつ

 民進党が15日午後に開いた臨時大会で民進党第2代代表に選ばれた蓮舫参院議員は、就任のあいさつに立ち、党員・サポーターや党所属地方自治体議員、総支部長、国会議員らに感謝の言葉を述べるとともに、一緒になって民進党を立て直して、国民から選んでもらえる政党にするため先頭に立つ考えを表明した。

 ともに選挙戦を戦った前原、玉木両候補について、「この3人で一緒に戦わせていただいた。代表選管のお骨折りで、多くの党員・サポーターの皆さま方の前で、公開討論会をして堂々と議論できたことを私は一生忘れない」と述べ、前原候補のオールフォーオールという考え方や玉木候補の提案力などを高く評価した。

 「この先私たちが立ち向かう巨大与党に対しては、批判ではなく私たちの提案力、創造、国のあり方を持って、しっかりと戦って、選択していただける政党に、ぜひ一緒にしていきたい」「これからもいばらの道かもしれない。まだまだ険しい道かもしれない。それでも登り続けて、われわれが今同じ思いを持っている国を、しっかりと政権を担ってつくっていきたい」と蓮舫新代表は表明し、「皆さんの力を、能力を貸してほしい」と全参加者に呼びかけた。

■3候補の獲得ポイント

 3候補の直接投票(国会議員・国政選挙の公認候補予定者票)の得票数(ポイント)と同日未明に開票を行った郵便投票分(党員・サポーター、地方自治体議員投票)のポイント、合計ポイントは次の通り(選挙結果の詳細は「2016年9月民進党代表選挙の結果に関する公告」参照)。

  • 蓮舫候補 国会議員80票(160ポイント)+国政選挙の公認候補予定者票50票(50ポイント)+党員・サポーター票59539票(167ポイント)+地方自治体議員票847票(126ポイント)=合計503ポイント
  • 前原誠司候補 国会議員42票(84ポイント)+国政選挙の公認候補予定者票44票(44ポイント)+党員・サポーター票26045票(52ポイント)+地方自治体議員票335票(50ポイント)=合計230ポイント
  • 玉木雄一郎候補 国会議員25票(50ポイント)+国政選挙の公認候補予定者票24票(24ポイント)+党員・サポーター票9808票(12ポイント)+地方自治体議員票207票(30ポイント)=合計116ポイント