民進党は26日午後、いわゆる無年金者救済法案と年金カット法案について厚生労働省から国会内でヒアリングを行った。

 年金カット法案を審議する前提として、過去10年の経済状況にあてはめて試算をした場合に将来世代の受給額が7%増額するという試算を厚生労働省が出した。この試算が年金カット法案が発動されず永遠に賃金が上がることを前提としていることについて、山井和則国会対策委員長は、「そのことを正直にマスコミに説明すべき。賃金スライドを適用されたら現役世代は将来の年金が7%増額するとみんな思う。でも、永遠に年金カット法案が発動されない前提では違う。7%の増額は永遠に賃金が上がり続けるのが前提だから、年金カットは1回も発動されない前提ですとあらためて国民に言うべきではないか」と厚生労働省の試算が国民に対して誤解を与えていることを主張し、試算した時のように紙で書いて記者会見するべきだと求めた。