民進党は24日、本年第1回目となる「次の内閣」会議を国会内で開いた。蓮舫代表があいさつに立ち、「総理の施政方針演説、代表質問に対する答弁にはおごりしかない」と批判。それに対して民進党は「謙虚に、政策ではとがって、実現したい社会をしっかり見せていく。各位が専門性を存分に発揮して戦う1年にしたい」と力を込めた。

 大串博志政調会長から(1)「NC(次の内閣)等の運営に関する基本原則」の改定案(2)民進党カジノ検証PT(長妻昭座長)設置の提案があり了承した。24日付で政府から提示された国会同意人事案件について、大串政調会長が各部門での検討を要請した。

 党皇位検討委員会委員長の長浜博行参院議員から昨年12月21日に取りまとめた「皇位継承等に関する論点整理」の報告を受けた。木内孝胤ネクスト財務・金融副大臣から2016年度第3次補正予算と組み替え動議案の説明を受け、最終的な対応を引き続き検討していくこととした。

 村岡敏英ネクスト農林水産大臣から「畜産物の価格安定に関する法律及び独立行政法人農畜産業振興機構法の一部を改正する法律案」(マルキン法案)の再提出が提起され了承した。田島一成ネクスト環境大臣からいわゆる福島第2原発廃炉法案(正式名=原子力緊急事態宣言に係る原子力施設に関する原子炉等規制法の特例に関する緊急措置法案)の議員立法登録が申請され了承した。その他、内閣提出法案の「地方交付税法及び特別会計に関する法律の一部を改正する法律案」について審査し、補正予算と合わせて最終的な対応を決定することとした。