民進党「次の内閣」国土交通部門(黒岩宇洋ネクスト国土交通大臣)は19日、東京都江東区の「東京ビッグサイト」(東京国際展示場)を訪れ、同日から始まった「第3回無電柱化推進展」(21日まで開催)を視察した(写真上は、出展企業から説明を受ける羽田雄一郎元国交相ら)。

 一行はまず、国土交通省から無電柱化の現状と課題に関する説明を受けた後、出展企業の各ブースを視察。無電柱化に関する各社の取り組みについて意見交換を行った。また、あわせて開催された「気象・環境テクノロジー展」「猛暑対策展」等も視察した。

無電柱化したイメージ模型の説明を受ける羽田元国交相ら

無電柱化したイメージ模型の説明を受ける

 無電柱化については、「景観対策」「安全対策」「防災対策」等の声が根強くある現状を踏まえて民進党としても検討を続け、昨年12月に、電柱が日本の美しい景観に大きな悪影響を及ぼしていること(景観対策)、電柱が歩行空間の妨げになっており交通事故等のリスクが高いこと(安全対策)、震災時に倒れた電柱が人命救助の妨げになること(防災対策)などを主な内容とする「無電柱化の推進に関する法律」を衆院国土交通委員長提案として成立させた。

 今回の視察には荒井聰、泉健太、小宮山泰子各衆院議員、野田国義参院議員も参加した。