仙台市長選が23日投開票され、民進党県連や社民が支持し、共産・自由が支援した無所属新人で元衆院議員の郡和子氏が、自民・公明が支持した菅原裕典氏ら新人3人を破り、初当選を果たした。投票率は44.52%で、過去最低だった前回の30.11%を上回った。各候補者の得票数は次の通り。

  • 16万5452票 郡和子
  • 14万8993票 菅原裕典
  •  6万1647票 林宙紀
  •    8924票 大久保三代
選挙期間中、支持を訴える郡和子氏

選挙期間中、支持を訴える郡和子氏

 郡氏は民放のアナウンサーを経て2005年の衆院選挙に民主党(当時)から立候補し初当選してから4回連続当選し、復興政務官などを務め、被災地の復興に力を注いできた。今回の選挙戦では「市民とともに『いのち』を守る」と表明し、いじめの問題への対応と教育改革、被災地支援、心の復興に力を注いでいくとして「しっかり仙台のために働きたい」と訴えてきた。