蓮舫代表

 蓮舫代表は8月28日、全日本自治団体労働組合(以下、自治労)が新潟市内で開いた第90回定期大会に出席し、党を代表して連帯のあいさつをした。

 蓮舫代表は、定期大会への祝意と昨夏の参院選など日頃からの党に対する支援に感謝を表したのち、「全国各地での台風、豪雨災害で自治体職員の皆さんが寝る間を惜しんで被災者に寄り添い、復旧対応に尽力され、住民の命・生活をしっかりと守っておられることにあらためて心から敬意を表する」と述べた。

 また、「党代表を退く決意をして9月1日に代表選挙が行われるが、私たちには全国組織がある自治労をはじめ連合の皆さんから力強い支援を頂いている。また1500人超の自治体議員、24万人の党員・サポーターの皆さんもいる。エネルギーや教育、社会保障などすべての国民に目を向けた政策をしっかりと打ち出し、民進党は国民のためにある政党として再出発したい」と表明した。

 先の通常国会で民進党も賛成し成立した「地方公務員法及び地方自治法の一部改正法」について、「今まで法の谷間に置かれていた臨時・非常勤職員が法律に明記され、処遇改善に一定の前進が図られた。その他、民進党は修正を含め閣法の8割に賛成した。国民のためになる法案には賛成し、だめなものには徹底して反対する、当たり前の姿を今後も貫いていきたい」とし、働く者のための働き方改革については、「連合の神津会長、自治労の川本委員長の思いをしっかり受け止め連携しながら国会に臨んでいきたい」と述べた。結びに、「民進党は自治労の皆さんとこれまで以上に力強く二人三脚で、この国を良くするため、次の世代に未来を残すためにともに頑張っていきたい」とあいさつした。

自治労川本淳中央執行委員長

自治労川本淳中央執行委員長

 自治労の川本淳中央執行委員長はあいさつの中で、民進党について「何より大切なことは誰が代表になっても、安倍政権に対峙(たいじ)する強固な執行部を立ち上げ、国民意識の多数派を包摂するような、幅広い奥深い民進党を作っていただきたい。国民とともに進む原点に立ちかえることを強く期待する」と述べた。

 本大会には、自治労組織内の江崎孝、相原久美子の両参院議員も出席した。

左から相原久美子参院議員と江崎孝参院議員

左から相原久美子参院議員と江崎孝参院議員

自治労第90回定期大会

自治労第90回定期大会