前原誠司代表は14日、全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟(以下、UAゼンセン)が金沢市内で開いた第6回定期大会に出席し、連帯のあいさつをした。

 前原代表は、定期大会への祝意と民進党への支援に感謝を表した後、「今の政治で一番問題だと思っているのは現役世代に対する再分配政策が極めて低いこと。諸外国に比べても現役に対する給付が圧倒的に少ない。したがって、若者の非正規雇用が多くなり結婚したくてもできず、結婚しても持ちたい子どもの数が持てない。それが出生率低下、人口減少につながり、これが日本の問題の根幹だと思っている。すべての世代に安心を届けるという根本思想は、日本の構造問題を変えること。自民党がほったらかしにしてきた構造問題を解決しようと思えば、野党第1党が新たな政策軸を、選択肢を示し国民に選んでもらうという状況をつくる責務がわれわれにある。民進党は民主主義を機能させる責任がある。厳しい状況は続くが民進党にはその使命がある。新たな社会像を示し政権交代で国民に選んでもらう、その大事な日本の考え方を示す。そのために皆さんからご指導ご支援をいただき頑張らせてもらいたい」と決意を表した。

 また「労働法制については、連合をはじめ皆さんともしっかり連携して対応する」と述べ、結びに「次期参院選に向けUAゼンセン組織内として『田村まみ』さんを決定されると伺った、私も微力ながら皆さんと力を合わせていきたい」と力強く連帯のあいさつをした。